(庭の池作りについて) その8〜15 水漏れ補修(防水セメント)1回目、2回目、3〜5回目、6回目、7回目、8回目、9回目、10〜11回目

8 水漏れ補修(防水セメント)1回目

防水モルタルを塗った後に試しに水を入れてみたところ、さらさらと水が抜けてしまいまったく水がたまりませんでした。。(この後ペンキを塗るつもりではありますが)さすがにこれだけ水漏れするのはまずい。
防水モルタルは見た目ではそんなに漏るほど穴がないようにみえます。

そこで防水セメント(白色)を追加購入して、薄めに練って塗ってみました。防水モルタルはいっぺんに濡れずいくつかの部分に分けて塗ったのでその境目を重点的に補修しています。

しかししかし、やはりぜんぜん水が貯まりません(!ー!)

9 水漏れ補修(防水セメント)2回目

防水セメントをさらに1回塗ったところ、すこし水の減るのが遅くなりましたが、やはり水が貯まりません。なぜだ。先が見えません。

10 水漏れ補修(防水セメント)3〜5回目

さらに補修3回目、補修4回目、補修5回めを行いましたが、あまりにも水が貯まらないので、水位の変化をグラフにしてみました。

水位は池上端からの位置です。-0cmが池上端、-80cmが池底です。

補修1回目は、数cmしか改善しなくて
補修2回目は、なぜか悪化して
補修3回目は、1部屋しか改善しなくて、
補修4回目も、2部屋しか改善しなくて、
挫けそうでしたが
補修5回目は、5部屋とも改善しました。
でも、まだ大半が半分水が貯まらなくて、大物の大部屋も残っているので全体の進捗は3割くらい。あと10回くらい補修するのだろうか。

11 水漏れ補修(防水セメント)6回目

補修6回目は、だいぶよくなってきましたが、地道です。。小部屋4がトップに躍りでました。進捗は4割くらい。

手が痛くなってきました。セメント(かそれに混ぜてある防水剤)が原因と思う。手袋しているのに。

12 水漏れ補修(防水セメント)7回目

雨により遅れましたが、補修7回目の測定です。ぐ〜んと躍進を期待しましたが、小部屋2と小部屋1が苦戦。でも小部屋3,小部屋4はつながっている小部屋1と小部屋2を待ちの状態になりました。

この結果を受けてこの後、小部屋2と小部屋1と大部屋を補修します。そろそろ終わりにしたいので次の結果を祈っています。でもいまの進捗は5割弱くらい。

特に大部屋は水の量が多いので水の出し入れにも時間がかかります。また、大部屋は小さな穴でも水の量が多いのでゆっくりとしか水が減らず漏れているのか漏れていないのかわかりにくくて、測定にも時間がかかります。今回は大部屋の穴を念入りに目視チェックしました。

測定に水を使っているのですが、満杯にするとどれくらい水が入るか計算してみたところ、1150リットル!

(0.68()*2.4()-(0.68*0.1*2+0.58*.1(仕切りの分を引く)))*0.8(深さ)=1.150立方メートル=1150リットル

うちの風呂は100140リットルなので、10日分くらいです。風呂10回分とは、水の出し入れに時間がかかると思いました。

13 水漏れ補修(防水セメント)8回目

小部屋1〜4は-20cm程度まで、大部屋は-40cm程度まで、水が溜まりました。小部屋1と2が躍進です。大部屋もわりと順調です。進捗6割。

ただ、これまで6〜12時間の経過時間にて水位の減りをチェックしてましたが、12日かけると小部屋1〜4にもまだ漏れがあることがわかりました。小部屋10.3cm/日、小部屋21cm/日、小部屋30.8cm/日、小部屋40.5cm/日、大部屋は7cm/日程度(-10cmまで水を入れた場合)、の漏れがありました。

次回の補修は、それぞれの外観チェックをもとに再度、-80-40cmを対象に行います。これまでは水面より下は漏れてないという考えで水面より上を補修していましたが、再度また底付近が対象となり、進んでいるような戻っているような微妙な気分です。

漏れの量をどこまで減らすかですが、とりあえず0.3cm/日以下(2cm/)を目標にしようと思います。

これまでは漏れの量が多く、下げ止まった水面の高さにより原因箇所を特定していましたが、漏れの量が少なくなり1日に1cm程度というのは、池の側面の漏れ出てくる水の染み模様にて漏れの有無と原因箇所を推測するようにします(染みがあるということは漏れていて、くっきりした染みはわりと漏れが多い)。外周部分は染みの有無をチェックできるのですが、部屋と部屋を隔てる壁の部分はチェックできないため原因箇所の特定が難しいです。

外側の下から1段目のブロックに水漏れによる染みができています。

14 水漏れ補修(防水セメント)9回目

補修9回目の測定は難航しました。(なんと前回補修から7日も経ってます。)
まず大部屋は恐る恐る水位を増やしていったのですが、なんと-70cm→-60cm→-40cm→-20㎝→-7㎝(配管の高さ)と増やしてもついに漏れの染みがでませんでした。これまでことごとく期待を裏切られていたので、今回もどうせだめだろうと思っていたのですが、はじめて期待どおりとなり(期待を上回ってき)ました。大部屋は漏れ染みがみえなかったので(でも水位が1.5㎝/日減るので)次回どこを直していいのかやや自信がありません。やや当てずっぽうで下の方を補修します。(部屋と部屋を仕切る壁側は漏れ染みをチェックできないのでそちらに漏れているのではと思います。)
それで、難航したのが小部屋2。水位を-40㎝→-20㎝としたときに外側の-80㎝の位置から水がさらさらと漏れているのを発見しました。漏れ染みも-80㎝→-60㎝(ブロック1段目)のところにできています。普通この位置に漏れ染みができるということはその位置(-80㎝→-60㎝)に漏れる原因の穴があるはずですが、そこより上の水位-40㎝のときに漏れ染みができなかったのが謎です。水位-40㎝→-20㎝(ブロック3段目)の内壁を注意深く見ても異常は見当たりません。それで悩みながら、上から見たときは問題ない配管をカメラで見てみると下側の死角に穴が見つかりました。ここから漏れた水がちょうどこの中に縦に空いている空洞を通って1段目の漏れ染みとなったと考えられます。

小部屋1もやや漏れ染みができるのでその高さまでを全体的に補修します。現在の進捗8割。

ブロック下から4段目までに水を入れたときになぜかブロック下から1段目に漏れ染みができた。

上から見たときは穴が見当たらないが

カメラで横から見てみると下側の死角に穴を発見。

15 水漏れ補修(防水セメント)10回目と11回目

補修10回目(水位-20㎝〜-7㎝周辺と排水口蓋まわり)、補修11回目(水位-7㎝〜0㎝周辺)の結果、めでたく、設計最高水位である-2(排水口高さ)に到達しました!
水位変化量も0.1/日程度で、外壁への漏れ染みができないことから、水漏れはほとんどなく、空気中への蒸発によるものと思います。
写真はたっぷり水を入れた状態。池まわりはカラカラに乾いています。
グラフで水位-20㎝で小部屋14が同じ高さになるのと、水位-10㎝で小部屋14と大部屋が同じ高さになるのはそれぞれの水位にて部屋と部屋を連結する配管があるためです。

水漏れ補修のまとめ

当初の計画では、横壁塗りの後は防水ペンキの予定でしたがその間に11回にもおよぶ水漏れ補修が必要になってしまいました。水漏れが想定外だったのですがこの原因/反省点としては以下が考えられます。

「ツギハギはやめる」

横壁塗りの塗り方はツギハギではなく、ひと続きで塗るべきだった。コンクリートの一部を塗ってそこが乾いてその横に塗り足しても継ぎ目のところから水が漏れるようです。小部屋の部分はひと部屋あたり、一面ごと上下2分割の8分割で別々に固まったものを継ぎ合わせたので漏れるところがとても多かったです。大部屋は継ぎ目の箇所が数カ所だったので漏れるところが少なかったです。

「防水材は十分な適量に」

横壁塗りのモルタルに防水材を混ぜたのですがその配合量がやや不十分だったかもしれません。配合量が「防水剤の使用量 モルタルの場合、セメントの重量の2%(セメント2袋、[50kg]に対し防水剤1kg) セメント5kg100cc」などと書かれていたのですが、使用した乾燥モルタル25kgにセメントが何kg入っているのか書かれておらず、一般的なモルタルのセメント含有量に余裕を加えて計算したのですが、結果的に継ぎ目でないところからわずかですが漏れがあったようにも思えるためです。実際に試してみて十分な配合量を確認してから本番に望めばこの点は除外できたかもと思います。

「小部屋や排水口の向きに注意」

排水口の周りに水漏れの穴があることが多いです。特に死角となる排水口の下部分に穴があります。排水口まわりは入念に目視しながらモルタル塗りをする必要があります。私のように体が入らない小部屋の下の方に排水口を水平方向につけるのは著しく難易度が高いように思います。小部屋は作らない、排水口は垂直方向に向ける、などの再発防止策が要ると思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする