目次
5 底コンクリート
底コンクリートの打設
底コンクリートを打設しました。
コンクリートはトロ舟とスコップで練りました。プロの方は電動でぐるぐるまわるコンクリートミキサーに材料をどかどか投入して待つみたいなことと思いますが、日曜大工/DIYの我が家にはありません。かといって全てスコップは大変かもと思い、次善策として電動ドライバーにつけるミキサーアタッチメントを準備しました。ペンキなどをかき混ぜるのには十分優秀なものと思いますが、コンクリートはやはり難しかったです。回転して混ぜられることは混ぜられるのですがいかんせんコンクリートは重くて量が多いです。硬い部分に押し付けるのも力が要りますし大量のコンクリートをすこしづつ電動ドライバーにつけるミキサーアタッチメントでかき混ぜていくのは時間的にかなりかかり、結局トロ舟とスコップの方が早いし疲れない!ということになり、トロ舟(80L)とスコップで練りました。
トロ舟の容量は80Lで、一回に練るのは25kg×2袋が限界です。25kg×2袋も水を入れると60kg以上の塊なのでこれをスコップでかき回すのはかなりの重労働です。
25kg×2袋を10回、床面積の1/10づつ練ることになりました。夏の暑い日でしたので、次の回を練っているうちに前のが固まってしまうため、1回分ごとに均(なら)す必要がありました。
コンクリートが固まるのは乾燥により固まるのではなくて、化学反応で固まります。化学反応は水との反応で石膏が固まるのと類似です。水との化学反応は4種類くらいの異なる化学式が異なる速度で並行して起こります。早ものは数時間〜1日ですが長いものは3ヶ月程度以上かかって進行します。急激に乾くとひび割れ等が起きて強度が低くなります。今回は夏の暑い時期でしたので水を霧吹きみたいにしてかけたりその後の夜は新聞紙をかけて湿らせたりしました。
多数回(多数の区分)に分割することになりましたが、木枠を目安に均したため全体に水平にできてうまくできたと満足しました。
右側に見える管が池の底水を抜くための排水管です。左側の管は小部屋の水を抜くための排水管です。
型枠はコンクリートが固まった後(3日後)に外しました。
自分で練るかミキサー車で届けてもらうか?
コンクリートの自分で練るか生コンクリートをミキサー車で届けてもらうかですが、まず、量を計算すると0.5立方メートルくらいで、配達は1立方メートル以上とかでした。また、道路境界渡しが条件で、塀を越えた庭まで1時間ですべて自分で運ばないといけないというのがありました。一輪車で運ぶのは塀の高さが80cm程度あり重くて運べないのでバケツリレーになるがこれを私1人ですることは不可能に思えました(ミキサー車と庭を1時間以内に70往復)。塀を超えた庭までコンクリートを圧送するコンクリート圧送車とかもありますが、通常大きなビルを建てるときとかに使われて費用も高くて0.5立方メートルごときに使う感じではありませんでした。
なので、マイペースにて自分で練ることにしました。
乾燥コンクリートの用意
これが準備した乾燥コンクリート25kg×22袋です。
一袋25kgなので、日頃力仕事をしない私にはかなり重かったです。最初持てないかと思いました。中盤以降は慣れて持てるようになりましたが。。
わが家の自動車は5人乗りなので、運転手を除くと4人×60kg=240kg程度は運べるのかなと思いました。8袋×25kg程度を目安になんどかコンクリート屋さんを往復しました。
この後の工程を考えるともっとコンクリートを購入しておいてもよいと思いますが、コンクリートは雨に濡れて中に水が入ってしまったり、雨に濡れなくても長期間保管して中に湿気が入ってしまうと固まってしまいます。保管場所もないのですぐ使う分だけそのつど購入することにしました。
乾燥コンクリートを自動車で運ぶ際に、多少車内にコンクリートの粉が漏れ落ちるのでブルーシートなどを敷くなどしたほうがよいです。
また荷物の重心が車の中心からあまり離れないようにしたほうがよいと思います。例えばトランクだけに積むのは車輪の外側に重心が近くてバランスがわるくなります。