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(庭の池作りについて) その1 穴掘り中 その2 穴掘り後

0 庭に池づくりをします。自作です。

わが家の庭はいまのところ気が何も植えられていなくて、雑草が生えたりしています。家族からも、ことあるごとに庭の惨状について不満の声が上がっていました。

そこで!一年発起して、池を作ってみることにします。昔家の中で熱帯魚を飼っていたのですが、そのときは気持ちが和んでずっーとぼぉーと見ていることがありました。庭に水が流れる池があると心が癒やされるかな、と期待しています。

わが家の庭は狭小で土質も固いなど、条件が厳しいのもあり、業者に頼むのも簡単ではなさそうです。そもそも業者に頼むと○百万円くらいかかるような気がします。(以前カーポートや玄関周りのタイル張りで百万円以上したので) なので、、自作で頑張ってみようと思います。池作りといってもまったくの素人なので、調べたり考えながらですが、その過程をお知らせしようと思います。

1 穴掘り中

池は地上ではなく、ほぼ地中に埋まる形の高さにつくることにします。地上にしないのはまず、地中の方が温度が安定しているからです。冬は地上より地中の方が温度が高く、夏は地上より地中の方が温度が低く、一年を通じて、また、昼夜を通して、温度変化がより小さくなります。中で魚などを飼うときに魚の健康によいと思います。特に冬は気温0℃近く、夏は気温35℃ちかくになりますし、日差しが当たるところは40〜50℃くらいになるのではと思います。地中に入っていればこれらが軽減されると思います。また、庭の真ん中に腰や胸くらいの高さの池があると歩くのに邪魔になると思いますし、池をやめた後にも残ります。地中であれば庭を歩くのに支障は少なく、池をやめた後は埋めてしまえばよいと思っています。

池を地中につくるためには穴を掘る必要があり、穴を掘ります。

池の位置の目安となる水糸を張りました。このときの方法を後の「規準となる水糸を張る(遣り方)」に書きます。

私は水平方向の位置は家の基礎壁から128.5cm、と128.5+80cmとしました(既存のブロックの堺に合わせました)。

掘った土の置く場所が狭く積み上げているのでこれが崩れてこないように土留めを設けました。

この土掘りがきついです。岩がゴロゴロでてくる粘土質の固い土地なので数㎝掘るのもわりと大変です。

無駄にたくさん掘りたくないので、池の壁の位置である水糸から少しだけ外側まで掘るようにしています。

規準となる水糸を張る(遣り方)

池を作る位置に、池の側壁の上端を示す「水糸」(黄色)を張ります。

その方法は最初わからなかったのですが調べました。

規準となる水糸を張る(遣り方)の方法、を以下に書きます。まず概要図を下に示します。

(1) 作る予定の建築物の外周線を土に描き、その四隅に目印としてレンガをおおまかに置きます。ここでは池の側壁となるブロックの位置の四隅に計4つのレンガなどを置きます。

(2)杭を打つ目安として(1)の建築物の外周線の外側15cm程度(これはお好みで変更可能)に線をおおまかに描きます。

(3)(2)の杭の目安線に沿うように、角のレンガを囲むように杭(図では計12本)を打ちます。この杭の位置はおおまかでもよいのですが、これらを規準にしていくので動かないようしっかりとした杭にします。

(4)(3)の杭(図では計12本)に同じ高さに目印を描きます。高さはいくつでもかまわないのですが、目印(図中の赤実線、図では計12個)同士は正確に同じ高さにする必要があります。同じ高さに印をつける方法は次の「水平を測る(水盛り)」に詳しく書きます。

(5)建築物の規準となる所望の高さを杭に目印(図中の赤破線)をつけます。1つつけたら同じ杭にある(4)の目印(図中の赤実線)との距離を測り、同じ距離で残りの杭にも建築物の規準となる所望の高さの目印(図中の赤破線)をつけます。これにより建築物の規準となる目印(図中の赤破線、図では計12個)は同じ高さになっているはずです。

(6)(5)の目印(図中の赤破線)を結ぶように板(水貫といいます)を貼ります。このとき板の上側に規準となる糸を張るため上側は直線のものを用いて、上側は(5)の目印に正確に合わせます。板(図では計8枚)の上側はすべて同じ高さで建築物の規準となる高さになっているはずです。板は図では四隅だけを囲んでいますが、建築物を一周するように全て囲うとより利便性があがります。

(7)次に建築物を示す水糸を貼ります。

(7-1)まずはじめに1本目の規準となる水糸を(1)の外周線上の(6)の板の上に張ります。高さ方向は(6)の板の上ならどこも同じになりますので、横方向に注意します。(1)の外周線上で、正確に他の建物から一定の距離にする場合は建物からの距離を測り、正確な位置を板に印(図中の緑線)をつけてから、1本めの規準となる水糸を張ります。

(7-2)2本目以降の水糸を(7-1)の1本めの水糸を規準にして張ります。直角にすべきところは、3m,4m,5mなどの直角三角形を用いて決めます。(例えば、1本めの水糸が4mの場合、左端から3m、右端から5mの位置にある点は求めると1本めの左端から直角な位置になります(図中の紫破線)。) 2本目、3本目、4本目の水糸の正確な高さ、横方向の目印を板につけてから、そこに水糸を固定します。

水平を測る(水盛り)

水平はバケツと透明チューブ(内径5mm)を用いて測定しました。プロの方はレーザー水平器のような便利な道具を利用されると思いますが、持っていない日曜大工/DIYの方はこの方法でしましょう。

用意するもの:バケツ(100円)、透明チューブ(内径4〜6程度mm×10m、430円)、ホースを固定するもの(大きな洗濯ばさみやクランプなど)

(1)バケツに8割位水を入れます。バケツの水位が水平を測りたい高さになるので、適宜バケツのしたに台を置くなどして高さを調整します。

(2)バケツの中に透明チューブを沈めます。チューブの一方の端(バケツ側)は絶えず水中に入れている必要があるので大きな洗濯ばさみやクランプなどでバケツに固定します。チューブの内側に水を詰めます。自然と入らない場合は、もう一方の端(手元側)を水道蛇口に押し付けて水を入れたり、逆に口でゆっくり空気を吸い出したりして、水を入れます。だいたい水が入れば、チューブの端(手元側)をバケツの水位より下にもっていけば、バケツ内の水がチューブを通って、バケツの外に流れ始めますので、チューブ内の空気を完全に抜きます。(バケツ内で端(手元側)を指で塞ぎながらバケツの外に取り出して、バケツの水位より下の位置で指を離します。)チューブ内の空気が抜けたら、チューブの片側端をバケツの水より少し上にして保持すれば水の流出はとまります。

(3)チューブの片側の橋から20cmくらいの位置に黒色の印をつけます。

(4)この黒線にチューブ内の水位が合うようにチューブの高さを調整します。バケツの水位と同じ高さになっているはずです。黒線にチューブ内の水位を合わせたまま水平方向に移動した位置はすべて同じ高さでバケツの水と同じ高さになります。同じ高さを見出したい場所(今回の場合は12本の杭)にもっていきそれぞれバケツと同じ高さを目印(赤線)をつけます。

2 穴掘り後

池の深さ80cmにコンクリート底10cm+砂利5cmを加えて、95cmの深さまで掘りました。

地道にスコップで少しづつ少しづつ掘っては土を外側に退けていきました。

うちの庭の土は河原の石が混じった固い粘土のようなものです。おそらく川の河口付近で堆積した地層のように思います。地震などには強いと思いますが穴を掘るのは本当にきついです。

掘った土を穴の外側に置くために、杭を打って板のようなものを立て、その向こう側に土を積んでいます。その土の山をビニールシートで覆って雨で崩れないようにしています。

(この土掘りはかなりきつかったのですが、この後の地獄の展開に比べればまだ楽でした。。)

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